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校長ブログ(1月)

 あけましておめでとうございます。ご家族で楽しい正月をお過ごしになられたことと存じます。初詣や親戚との集まり、お年玉やおせち料理など、子どもにとって楽しい日々になったことでしょう。

 昨年だったか、ある日の夕方、仕事の帰り道で、在校生親子とお会いしました。お二人から「校長先生さようなら」と挨拶されました。私も「さようなら」とおこたえしました。その時ふとジェームズ・ヒルトンの書いた小説『チップス先生、さようなら』を思い出しました。小説では妻となるキャサリンが結婚式の前の晩にチップスを優しくからかって「チップス先生、さようなら…」と言います。もう一つは、チップスが亡くなる前日、リンフォード少年が先生の住まいを去るときに同じく「チップス先生、さようなら!…」と言う場面です。

 小説中、キャサリンはチップスに「学校の先生というのは、他のどんな職業とも違っているし、なにより大事な仕事だと思わない?だって、これからどんどん成長して世の中で重きをなすような少年たちを教え育てるんですもの…」と語る場面があります。

 年の始めにあたり、教育の大切さを改めて思い、よい教育を行うことに力を注ごうと気持ちを新たにしています。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



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