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校長ブログ(12月)

 「今年の秋は、ほんとうに短いですね。」

 テレビのニュースや日常の会話などでよく耳にする言葉です。毎朝、子どもたちを迎えるために小学校の玄関に立っていると、季節の移り変わりを肌で感じることができます。10月は毎日の残暑にうんざりしていましたが、11月も中旬を過ぎたあたりからやっと涼しくなって「ようやく秋か」と思える朝を迎えることができました。

 ところが、最近になって朝の冷え込みが急に強まり「涼しい」を通り越して「寒い」と感じる朝が多くなってきました。子どもたちもマフラーに手袋姿で登校し、「おはようございます」のあいさつにも白い息が混じるようになりました。一気に冬になってしまったように感じます。

 朝の冷え込みとともに、子どもたちの会話にも「クリスマス」という言葉がよく出てくるようになりました。

 教会では、クリスマスの4つ前の日曜日からクリスマスを準備する期間に入ります。カトリックでは、この期間を「待降節」と呼んでいます。今年は12月1日(日)からです。本校でもこの待降節に合わせ、校内に馬小屋やツリー、リースなどの飾り付けを行いました。子どもたちは、一人ひとり「待降節カード」を作り、人のためにできることや喜んでもらえることを考え、記入しました。そして、記入したことを意識して学校生活を送っています。また家に帰ってからも、世界の恵まれない「会ったことのない友だち」の幸せのために、お手伝いやちょっとした我慢して少しずつ貯めたお金を献金箱に入れています。 

 待降節を通して、子どもたちに「人が喜んでくれることが自分の喜びになる」、つまり「受けるより与える幸せ」というクリスマスの本当の意味を感じてほしいと願っています。






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