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校長ブログ(6月)

  • ceciliaelementary
  • 6月1日
  • 読了時間: 2分

 梅雨入り前、緑の香りが深まる頃となりました。校庭のウメの実も大きくに成長しています。先日、科学クラブの児童がこのウメの実の収穫をしていました。これからウメジュースを作り、それを使って様々な実験をすると話していました。ウメジュースを使った実験?どのような実験をするのか私も楽しみです。

 さて、先日、セシリアジュニアアカデミーの1つである「タグラグビー部」の活動を見ていたところ、ひとりの児童から「校長先生もタグラグビー部に入りますか」と声をかけられました。「校長先生も、昔、ラグビーをやっていたんだよ」というと、「やっぱり!なんかそんな感じがしていました。一緒にやりましょう!」というお誘いを受けました。子どもたちと一緒に1時間走り回る体力を考えると…丁重にお断りしました。

 ラグビーは、イギリスのラグビー校という学校に転校してきた子どもが、ルールを知らずにサッカーの試合に出て、試合中にボールを抱え、ゴールまで走り抜けたという出来事が始まりとされています。この始まりはとても有名な話ですが、その数年後、このラグビー校の校長先生(神父様)が、「ラグビーを教育に取り入れた」ということを知っている人は少ないのではないでしょうか。

 当時、イギリスでは、学校のカリキュラムの中心は「知力」でしたが、この校長先生は、カリキュラムを大きくに改革し、知力だけではなく、「全人教育」、つまり感性や人間性なども重視した教育を実践しました。その教育の基盤となったのが「キリスト教」と「ラグビー」だったそうです。

 現在でもラグビーにはコアバリューと呼ばれる「5つの精神」があります。それは「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」の5つです。

 この「5つの精神」は、単にラグビーの競技だけではなく、人が生きていく上でも、とても重要なことであると思います。例えば、「品位」とは、フェアプレーや誠実さから生まれるものですが、これがなければ誰からも信頼されません。「情熱」は、何かを成し遂げるときの原動力になります。また、みんなで力を合わせて何かに取り組むときは、チームワーク、つまり「結束」や「規律」がとても重要になります。そして、すべての人を「尊重」することは、人として何よりも大切なことです。

 本校のカリキュラムに「ラグビー」はありませんが、キリスト教の精神とともに、このラグビーの5つの精神も、様々な面から子どもたちに伝えていきたいと考えています。

 



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