先日、南林間と喜多見、2つの付属幼稚園年長組に出向き、『ろうそくものがたり』という紙芝居を読んできました。
けんちゃんの家には冷蔵庫や電球や懐中電灯など、いろいろなものがあります。それぞれ「自分が一番えらい」といばっています。ところが台風の晩、停電になると電気が止まり、電池がなくなり、それらは役に立ちませんでした。その時、自分は役に立たないといつも悲しんでいたろうそくは、まわりを明るく照らし、誰よりも役に立ったのです。翌日の朝、燃え尽きたろうそくはすっかり姿をなくしていました。
園児は熱心に聞いてくれました。ろうそくは、自分が役に立ったとき、ほんとうにうれしそうであったことが伝わったようでした。
聖書には「あなた方の中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、すべての人の僕(しもべ)になりなさい【マルコ10-43~45】」と書かれています。『ろうそくものがたり』には、この箇所が土台になっています。小学生にも読む機会があれば、このことにも触れるつもりです。