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 4年生は社会科の学習で、防災パークに行きました。日ごろからよくこの公園に遊びに来るという児童もいましたが、防災倉庫の中に蓄えられた備品や公園に備え付けられた災害時用のトイレや自動販売機など、いつもは見ることのできない工夫を見せていただき、すっかり感心している様子でした。携帯用のトイレの使い方を体験したり、防災マップをいただいたりもして、家庭での災害用の備えについて考えるきっかけにもなりました。





















 1年生は生活科の学習で、おいもほりに行きました。今年は特に大豊作で、自分たちの顔よりも大きなおいもをたくさん収穫することができました。農家の方から、さつまいも作りについてのお話をうかがったり、自分の手で掘り起こしたりして、収穫の喜びを存分に味わいました。




















 先日の全校児童による避難訓練では3名の消防士に来ていただいて起震車による地震体験を行いました。起震車での体験をした後は、泣きそうな子どもも少数いましたが、多くは、ほっとしたのか、スリルが楽しかったのか、笑顔でした。この起震車では、過去に実際に起こった地震を再現することができます。私も100年前の関東大震災の揺れを体験しました。下から突き上げるような揺れの中、椅子に座っていることすら困難でした。

 2011年3月11日の午前、本校では卒業感謝のミサが行われました。学校行事は卒業式を残すのみとなり、少しほっとした気持ちでいたところでした。それから数時間後の午後2時46分、東北で大震災が発生しました。児童は校庭に避難し、その後、八角堂に移動して保護者の引き取りを待ちました。翌日の10時過ぎに最後の児童を引き渡しました。今でも、あの緊張した一日を鮮明に思い出します。

 あれから12年が経ちます。現在、在籍する児童はこの時、まだ生まれていません。科学者・寺田寅彦の「天災は忘れたころにやってくる」という教訓を語り継がなければなりません。災害に対して正しい恐れを持ちつつも、防災への対策と訓練を地道に続ける必要があります。







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