お知らせ

校長ブログ(9月)

 長い夏休みが終わり、学校に子どもたちの元気な笑顔が戻ってきました。夏休み期間中は、家族で旅行をしたり、帰省をしたりと、思い思いの楽しい夏を過ごされたのではないでしょうか。子どもたちも、日頃の学校生活だけではできない様々な体験をしたことと思います。

 先日、友人との会話の中で、「自分が小学生のとき、夏休みをどのように過ごしていたか」という話題になりました。思い返してみると、私は魚釣りと昆虫採取に明け暮れていた夏休みでした。潮が引いているときに釣りの餌となるゴカイ(河口の泥の中にいるミミズのような生物)を捕りに行き、ゴカイ捕りが終わると潮が満ちるまでは昆虫採取をし、潮が満ちてきたら捕まえたゴカイを餌に釣りをするという生活を送っていました。魚や昆虫はもちろんのこと、ゴカイを捕まえることにも工夫が必要で、友達と日々、試行錯誤を繰り返す毎日は、とても楽しかったという記憶が残っています。

 そして、もう一つ記憶に残っているのが、「夏休み期間」は本当に長く感じたが、「夏休み1日1日」は非常に短く感じたという不思議な感覚です。

 調べてみると、この不思議な感覚には、きちんとした科学的な理由がありました。

「夏休み期間」を「長い」または「短い」と感じるのは、どれだけ記憶に残ったかという「記憶の密度」が関係しています。新しい体験が多いほど記憶の密度が濃くなり、振り返ったときにたくさんの記憶が残っているため「長い夏休みだった」と感じます。一方、普通の日常生活の繰り返しだけでは、記憶の密度も薄くなり、残っている記憶が少ないため「短い夏休みだった」と感じます。つまり、私が小学生のとき「夏休み期間」を長く感じたのは、それだけ「記憶に残る新しい体験が多かった」ということです。

 また、「夏休み1日1日」を「長い」または「短い」と感じるのは「その日に楽しい体験がどれだけあったか」によります。楽しい体験をすると、脳内でドーパミンという意欲を高める物質が分泌され、意識はその体験そのものに集中し、時間の経過を意識しにくくなり「1日があっという間に過ぎた」と感じます。つまり、私が「夏休み1日1日」を短く感じたのは、「その日その日の体験が楽しかった」ということです。

 このことは、教育にも繋がることだと感じました。9月からの授業や行事においても、子どもたち一人ひとりが、「1年間は長い」と感じられるように新しい体験をたくさん取り入れるとともに、「1日が短い」と感じられるような楽しい体験ができるように、教職員みんなで考えていきたいと思います。

 

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