top of page

校長ブログ(5月)

  • ceciliaelementary
  • 5月7日
  • 読了時間: 2分

 新しい学年になり1か月が経ちました。1年生もすっかり学校生活に慣れ、休み時間には多くの子が校庭に出て、同じ学年の子どもたちだけでなく、上級生とも楽しそうに遊んでいます。また、4月は、6年生が1年生の手を引いて登校する微笑ましい姿をよく見かけました。6年生のおかげで1 年生も安心して登校ができているようです。

 1年生が入学して間もない頃の話ですが、いつものように玄関で子どもたちを出迎えていたところ、一緒に登校してきたお母さんから離れられず泣いている1年生がいました。「校長先生と一緒に行こうか」と声をかけても、お母さんに抱きついたままその場を動こうとしません。そのとき近くにいた6年生が「一緒に行こ」と声を掛け、手をつなぎました。すると、その子は涙をためながらもお母さんから離れ、ゆっくり靴箱の方へ歩き始めました。その後ろ姿から、6年生の「優しさ」と1年生の自分自身を乗り越えようとする「たくましさ」を感じることができました。

 学校生活の様々な不安や問題の多くは、友達同士で支え合い、助け合うことで乗り越えていくことができます。学校はまさしくそうしたことを経験し、学び、そして成長する場です。教師の指導だけではなく、子ども同士の関わりの中で自ら気づき、考え、行動することが重要です。各クラスでも、友達と一緒に学習や活動をすることを通し、自分の良いところや友達の良いところに気づき、また、何か問題が起きても話し合いを通して、それを解決し、互いに認め合えるクラスづくりをめざしています。


 さて、カトリックでは、5月は聖母マリアの信仰にならう月、「聖母月」として昔から親しまれています。「マリアさまの心」という聖歌があります。有名な聖歌なのでご存じの方も多いかと思います。「マリアさまの心、それは青空。わたしたちを包む広い青空」で始まりますが、最後の5節は「光るサファイア」です。たくさんある宝石の中で、なぜ「サファイア」なのでしょうか。

 調べてみると、「サファイア」はラテン語の「青色」を意味する「サフィルス」からきていて、漢字では「青玉」または「碧玉」と書きます。マリアさまの色のイメージは「青」ですから「マリアさまの心、それはサファイア」となったようです。

 5月はマリア様に倣い、優しさや思いやりの心を大切にしながら過ごします。また、本校のマリア祭は5月23日に行われます。マリア様にユリの花をささげ、祈りと献金を通して、一人ひとりが聖母の心にふれることができるよう願っております。



Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page