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校長ブログ(10月)

  • ceciliaelementary
  • 10月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月9日

まだまだ暑い日が続いていますが、猛暑と感じる日は少なくなりました。特に朝晩は過ごしやすい気温になり、校庭で元気に遊ぶ児童も増えてきました。休みの日は、家族で外出する機会も多くなってきたのではないでしょうか。

先日、5年生が理科の授業で「雲の種類」について学習していました。入道雲、わた雲、すじ雲、ひつじ雲…。空に雲があるのは当たり前の風景ですが、皆さんは、最近、空をゆっくり眺めたという記憶がありますか。

何も考えず、青空や流れる雲を、ぼーっと眺めることは様々なよい効果があると言われています。例えば、青空を見上げ、太陽の光を浴びると「セロトニン」という精神を安定させるホルモンが体内に作り出され、これにより、ストレスが和らいだり、思考が前向きになったりするといった効果が生まれます。

「うまくいかなくて、落ち込んでいる」「毎日、忙しくて疲れがたまっている」そのようなときこそ、下を向くのではなく、青空を見上げてみてください。ほっと一息つけることでしょう。特に秋は、空が高く、そして雲とのコントラストが美しく感じられる季節です。さらに、紅葉と合わせて見ることができると、効果はアップしそうです。


爽やかな秋空を見上げると思い出す高浜虚子(たかはま きょし)の句があります。


「 雲あれど 無きが如くに 秋日和 」


秋空を見上げると、薄いすじ雲はあるけれど、夏の大きな入道雲とは違って、青空以外ほとんど何も無いように感じるという、穏やかな、そして、ほのぼのとした秋晴れの風景が浮かんでくるよい句だと思います。普段の生活の中でも身近な自然の美しさに目を向けることで、ちょっとした幸せを感じ、心が豊かになれることを子どもたちにも伝えていきたいと考えています。

空はいつでもそこにあります。次の休日は、家族みんなで芝生に寝転んで、青空を眺めながら、雲の流れや空気の香り、風の感触を感じてみてはどうでしょうか。


 


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