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校長ブログ(11月)

  • ceciliaelementary
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

秋も深まり、朝晩は肌寒さを感じるようになりましたが、子どもたちは、朝から元気いっぱいに校庭を走り回っています。今年の秋は、久しぶりに秋らしい気持ちのよい日が続いています。10月下旬には校庭のキンモクセイも満開を迎え、辺り一面、甘く爽やかな香りに包まれていました。毎年、このキンモクセイの香りで、本格的な秋の訪れを感じる人も多いのではないでしょうか。

 さて、今年も10月中旬に全校児童による運動会を実施しました。本校では、毎年6年生が中心となり、伝統的に「勝ち負け」にこだわった運動会を行っています。

 なぜ「勝ち負け」にこだわるのか。それは「結果」を重視しているからではありません。その「過程」を重視しているからです。

「勝ち負け」にこだわると、子どもたちは本気になります。チームが勝つためにはどうしたらよいかを真剣に考え、みんなで話し合い、協力して問題を解決し、努力し、練習していきます。このように子どもたちが本気で取り組んだ「過程」において、「問題を解決する力」「友達との絆」「協力の重要性」「努力すること」「社会性や自主性」などを学び、成長していきます。このことが、本校が「勝ち負け」にこだわった運動会を行う大きな理由です。

 また、子どもたちが頑張った結果「勝ち負け」を経験したとき、その後の教師の指導がとても重要であるとも考えています。勝っても負けても、ここまでやってきた「過程」を評価し、褒め、そしてその姿勢を認めてあげることで自己肯定感を育むことにつながっていきます。このため、本校では、運動会終了後すぐに各クラスで振り返りの時間を設けています。

 今年の運動会は、特に児童の「涙」が多い運動会だったという印象があります。それは、時に「嬉し涙」であったり、時に「悔し涙」であったりしましたが、そのいずれの「涙」も、運動会に向けてそれだけ真剣に取り組んでいたという証であるとともに、またひとつ成長したという証でもあります。

 本校の運動会は、ただのスポーツイベントではなく、子どもたちの成長を支える大切な場となっています。


 


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